映画、
ボルベール<
帰郷>の
感想 ★★★★☆
○出演:
ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス ブランカ・ポルディージョ ヨアンナ・コバ チュス・ランプレアヴェ
○監督:
ペドロ・アルモドバル
映画、
ボルベール<
帰郷>の
試写会を観てきました〜☆(2007年6月30日から公開されてマス。)
「信じられないような過去の傷を背負いながら、現在(いま)をたくましく生きる女性たち。」「逃げ出したくなるような現在の問題を抱えながら、未来に向かってたくましく生きる女性たち。」そんな“必死に”「生きている」女性たちの姿が描かれていて、心に“ジ〜ン”とくるものがありました。
でもね、冷静に考えてみると、ストーリーは、突っ込みどころ満載なんだよね。(笑)
人生を生き抜くことは大切だと思いますが、“必死さ”も間違えると、恐いよな…と思う点。「ナニシテンネン!」とか、「ナンデヤネン!」と、思わず関西弁で(※わたしは生粋の名古屋人ですが、突っ込みは関西弁を使わせて♪)突っ込みたくなるところがいっぱいでしたね〜。^^;
でも、そんな支離滅裂チックなストーリー展開や、「は?これで終わり?」とボーゼンとしそうになったラストをくつがえすほど、心に訴えるものがあったところは、観てよかったと思いました☆
男性が観ると、違う感情(ひょっとしたら、嫌な気持ちになるかも…。)を抱くかもしれないですね。なんせ、
ボルベール<
帰郷>には、これでもか!というくらい、ロクデモナイ男ばかり登場しますから。(汗)
ただロクデモナイ男と関わることになるのは、反面、自分自身が抱えている問題が原因でもあるわけだから…。
ボルベール<
帰郷>は、「おかえり(終わり)」であるとともに、人生の流れを変える新たな「はじまり」であるといいな、って主人公たちを応援する気持ちになりました♪