映画、
シッコ(
sicko)の
感想 ★★★★☆
○監督:
マイケル・ムーア
映画、
シッコ(
sicko)の
試写会を観てきました。(2007年8月25日から公開予定)
シッコ(
sicko)は、アメリカの医療制度の問題にメスを入れた
映画です。
無保険者が医療を受けられずに亡くなっていくのも問題ですが、この
映画では、保険に加入しているにも関わらず、“保険が下りない”、“治療を受けられない”、“貧困になっていく”という恐ろしい事実を描いています。
日本もアメリカと同じように、“医療”を受けるにはお金がかかる社会ですよね。そして、いまの医療改革はアメリカと同じような方向に進んでいます。だから、決して人事とは言えず、とても恐ろしかったです。
反対に、カナダや英国、フランスなど、無料で受けられる医療制度を確立している社会に生きている人たちは、お金の心配をすることなく、出産し、病気を治し、社会に復帰していく。そんな幸せそうな姿をみて、「不安」「恐怖」を取り除いて生活できる基盤って、大切だな…とヒシヒシと感じました。
お金の心配をすることなく医療を受けられる社会は、その分、税金が高いと言われますが、一体、どちらが本当に幸せな社会と言えるんでしょうね?
シッコ(
sicko)をきっかけに、自分の将来や日本の社会について、ちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。
観た直後は、問題の深刻さに気分が落ち込みましたが、観てよかったと思う
映画でした♪^^